第16回 ブランティカ〜魔界入口
方舟を手に入れ、遂にユーリ達はブランティカへ…。
エサウが探し求めていたブランティカに足を踏み入れる。
「これが…ブランティカなのか…。」
エサウはそう呟くとそのまま神殿へと向かっていった。
ブランティカの街
武器屋 | |
ボイポス | 13500 |
アルファの剣 | 27000 |
バスタード | 15000 |
ライトクロー | 15000 |
防具屋 | |
マグスアーマ | 12000 |
ゼーレメイル | 12000 |
ゼーレの盾 | 6000 |
道具屋 | |
マナ | 300 |
パナケア | 450 |
モナの枝 | 150 |
毒消し草 | 100 |
ルーン | 750 |
シルフの羽根 | 75 |
宿屋 | |
お一人様 | 200 |
エサウの後を追って神殿に入るとエサウの声が聞こえてくる。
「ブランティカに行けばどんな望みでも叶うと聞いたが…、
ならば私の妻と子供を蘇らせてくれ!お願いだ!」
妻子を生き返らせる、これがブランティカを探していた真の理由だったのだ。
しかしブランティカの神官はこう言葉を返す。
「蘇生の知識、ネクロノミコンは1000年前に捨てた。
もしあったとしても協力できない、運命に逆らう事はフォースに反する!」
魔獣や植物と心を交わせる力、フォース…、
そのフォースを重んじる神官は強くエサウに話しかけるが、
「運命だと、五月蝿い!そんなものクソ喰らえだ!
ユーリ、俺は何も要らない…、妻子が蘇れば何も要らないんだ…。」
そうユーリに話しかけるとエサウはブランティカから去っていく。
「これまでの努力は何だったんだ…、これからどうすればいいんだ…。」
去って行くエサウの背中は、そう嘆いている様だった。
「形ある物は無くなる、それが運命」、神官の1人はそう呟いた。
神殿の奥ではクラウ、ゾディアと神官が話をしている。
以前枯れた森の南にある村で戦ったガイアに関する事だ。
あの森で戦った奴の正体は「黒いガイア」、
人間や魔獣の悲しみ、憎しみの心が生み出したガイアである。
あの時に消え去ったが、今何処にいるかは誰にも分からないという。
※ラストバイブル3のページでドゥーという名前のキャラを見かけたと思いますが、
このドゥー、1000年前にこのブランティカで造られたものであり、
クラウに付き添っているゾディアもそのドゥーだったのです。
隣の部屋にはドゥーが集まっている部屋があり、
心が無く、主人の命令を実行するだけだという説明を聞くが、
ゾディアだけは自らゾディアと名乗ってクラウに付いて行っていると言う。
それは何を意味しているのかはこの先に分かります。
宿屋で1泊すると、以前夢で現われたラルサがまた現れる。
「準備は終わった、さぁガイア強き者!
呪われし者達!魔界へと集まって来るがいい!」
ラルサはブランティカの東に魔界の入口を造った。
ユーリ達はラルサのいる魔界の入口へと目指す。
「怒り、憎しみ、そんなガイアを持った奴らが魔界に集まって来る。
ユーリ、この星には魔界が必要なのだ。」
ここでユーリとラルサが1対1で勝負を決める事に。
※ラルサはジオラマ、マカジャミルを使ってきます。
装備を万全にしておけば然程苦労せずに倒す事ができます。
「お前とは一度戦ってみたかった、魔獣王グライアス、お前とね…。
もうこれで思い残すことは無い…。」
ラルサはユーリが魔獣王グライアスだと言う事を分かっていた。
「俺は自分がグライアスだと思っていた。
しかし魔獣、植物、全てに愛されし者、それがグライアスだ…。
お前の周りを見てみろ、答えが出ている…。」
ラルサは傷ついた体を起こすと、
アガシャで見つけたエルの杖をユーリに渡し、息を引き取った。
「これで…やっとメディアのもとへと行ける…じゃあな。」
2002年 5月22日 作成
2007年10月21日 再編