第15回 方舟入手、ブランティカへ

マゴク国王、メドクは死んだ。そしてラルサは…。


部屋には「生命創造の書」でもあるバアルの書、そしてラルサが立っていた。
ラルサはそのバアルの書を焼き捨て、こう話し始める。
「憎しみ、そして殺戮…。オニは人間の本性を現していた。
 世界は悲しみに満ちている。ユーリ、俺は魔界を造る!
 全ての怒りと憎しみを魔界に集め、ガイアが支配する世界を造る。」
そうユーリに打ち明けると、ラルサは消え去っていく。

城を出てガンズーは兵士達に国王が死んだ事を伝える。
兵士達はこれから誰がこのマゴクを治めるのかと聞いて来る。
すぐに違う兵士がガンズーこそ相応しいと国王になる事を薦めるが、
ガンズーはそれどころではないと兵士達の薦めを拒む。
すると周りにいた女性達からも国王になって欲しいを言われる。
「女を連れて来るなんて卑怯じゃねーか!」
と、女性を大切にするガンズーはその願いをさすがに断ることが出来ず、
マゴクの国王になることを宣言し、ユーリのパーティーから離れる。

ユーリは疲れを感じ、マゴクで一泊する。

夢の中ではラルサがユーリにある事を伝えに来る。
サルマチアの南東にガイアをぶつけ、空間を歪ませて魔界を造ると。

そのサルマチアでもラルサの言葉が広まっており、
住民は全て安全な場所に避難させていたが、
サフィアの祖母でもある長老が東のほこらにいるという。
その東のほこらへ行くと、中には長老が待っており、
封印してあったランカインをサフィアに託す。
「そのランカインで、悪いやつをぶっ飛ばしてやりなさい」
何ともサフィアの血筋らしい励ましで、ユーリ達を見送った。

その南には魔獣達が住む塔らしきものがある。
この建物はラピスという石があれば飛ぶ事が出来るというが、
そのラピスが何処にあるのか?
その答えは第13回にある小さな村の住民の会話、
「東の島にある洞窟で岩が浮かんでいる」という住民、
「スターナックルには岩を砕く力がある」という武器屋、
これによってラピス島でラピスを手に入れて先ほどの塔へと向かい、
中心部にラピスを置くと建物は方舟へと変化していく。

実はここへ来る前にも船でいける場所があります。
ここまで進められた方なら既に行かれていますが、
そこは海賊のアジトの近くにあるアガジャの岩穴とルシフェリウム。

アガシャの岩穴の中にはガイアが強くないと動かせない岩がある。
ユーリはそれを動かすが、これ以前にも誰かがこの岩を動かした者がいると言う。
この岩の奥にはグライアスの書が納められている。
「黒いガイア…もし倒せていれば
 第5惑星の崩壊もこの戦争も起こらなかった…。
 私はこれから先も魔獣を守りつづける。
 魔獣もまた我らと同じ生命、そしてそれが我が友との約束。」

ルシフェリウムにもアガシャの岩穴と同様に、
先に来ていた者がいた、それは両方ともラルサだった。
このルシフェリウムは昔グライアスが住んでいた場所であった。

そしていよいよエサウが探し求めた幻の都、ブランティカへ。


2002年 5月18日 作成   
2007年10月21日 再編   

 

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