第155回  R−1ぐらんぷり2010への道@


つべ:こんにちは、バックヤードどないやろうです!
シャドウ:もうここまで間が空いたら「こんにちは」では済まないですね。
つべ:実質、約2年振りの独論会更新となってしまいました。(笑)
  2009年は何かしら更新をしたんじゃないかな、と思ったんですけどねぇ…。
シャドウ:下手なマンガしかアップしなかったですね。
つべ:今年こそは何かいろいろアクションを起こしていきたいと思います。
シャドウ:ね、もう30歳手前になってしまいましたからねぇ。
つべ:という事で再開一発目は、先日行って参りましたR−1ぐらんぷり2010の参加まで軌跡をお送りします。
シャドウ:去年も参加して、惨めな状態で帰ってきましたからね。
つべ:「どんなネタをしたのか見たい」という声がプライベートからネットからいろいろ言われておりますが、
  自分は頑なに拒否しておりまして、ならば文面だけでもアップしようと思いまして。
  実際のネタを見たら分かります、知りたいと思ったのを思いっきり後悔する事でしょう!
シャドウ:全くだね、1回戦で落ちたネタなんですよ?ましてやズルズルに滑ったのに…。
つべ:という事で、最初は大会までの道程からご覧いただきましょう。


遡る事1年前 2009年1月11日 大阪・なんばパークス7階

管理人つべは、「べくそん森下」名義で、
無謀にもピン芸人日本一を決める、「R−1ぐらんぷり2009」に参戦した。
会場となったパークスホールは日曜日という関係もあり、200名近くの観客で埋め尽くされていた。

当然、お笑い関連の舞台には立った事の無いつべにとっては未知の領域、
実際に500円を支払って、観客席で様子を見る事にした。
1回戦はアマチュアが大半を占める関係もあるからだろうか、観客の笑いが少ない。
これは当日司会進行をしていたトクトコという芸人さんもフォローするぐらいだった。

つべは思った、
「厳しい…、しかしこれは逆にチャンスでもある」と。

つべの考えとしては、もしこれが笑いの数の平均値で2回戦進出が決まるとなれば、
舞台で笑いが取れれば、2回戦への扉の可能性が少なからず上がると思った。
どちらにしろ、観客・そして審査員を楽しませないといけないのが大前提である。

そしてエントリーNo.2806 べくそん森下が舞台に上った。
暖かくも真剣に見守る200人を超える観客と審査員、眩しく光る照明、静まり返る舞台、
緊張の中、スタンドマイクに向かって始めたネタは「ものまね童話『桃太郎』」…。
滝口順平をナレーションとし、9つの物真似レパートリーを2分間に凝縮した読み物系で勝負に挑んだ。

 

開始から30秒が経過、観客の反応は皆無、
「このままではマズイ…」つべの体には嫌な汗が滲み出していた。
しかしここで、とあるキャラの物真似で僅かながらもピンチを救った。

 

そのキャラは、ムック

 

このムックの物真似をした事により、小さな子供が少しだけ反応をした。
それから続けて、大人も若干の共感を得たのか、つられて少しだけ笑い声を漏らした。

「何とか行けるか?しかし、次はどう転ぶか分からへん…。」
次に控えるのは、鳥役として配置したドナルドダックだった。
正直、ドナルドダックに関してはキャラが思いつかず、適当に配役しただけであった。
今回用意したラインナップの中では、一番どうでもいいキャラだったのだが…。

「グワッグワッグワワワッグワッ!(お腰に付けたきび団子、一つ私にくださいな!)」

 

10人近くが笑う

 

「…これがウケるのか!?」
あまりにもベタなのでやりたくなかったドナルドダックが一番ウケているのか!?
そしてストーリ上、この鳥だけは何を話しているのか分からないので連れて行かない事にする。

「桃太郎は犬と猿だけを連れて鬼が島に向かいました。」

 

10人近くが笑う

 

そこ、笑ってもらうとこと違う
そらぁ、ちょっとは意識してはいるんだけど、ここがまさかの山場

そして鬼役で登場となった東京ダイナマイトの松田大輔の物真似では、
一部の観客から「あ〜…」というちょっとした感嘆の声が漏れていた、
きっとこの観客は、かなりお笑いにはマニアックな方だったのだろう。

こうして無事、2分間にネタ全てを収める事が出来、舞台を後にした。
個人的には、最後の結果発表までその場に居たかったのだが、
午後8時終了後の発表で、翌日に支障をきたす為、なんばパークスを後にする。

 

シャドウ:どうです、今回初めて参戦した感想は?
つべ:思ったより笑いが少なかったなぁ…。
  でもねぇ、今日の様子からすると、2回戦の可能性も若干あるんと違うかな?
シャドウ:大きく出たなぁ。
つべ:いや、プルートボブのボブと一緒の組で、先に出たでしょ。
  その観客の笑いの量が、自分の時と同じぐらいに感じたもんだから。
シャドウ:あ、そう。
つべ:だからね、もしこれでボブが2回戦に行けるならば、
  自分の2回戦に進出出来る確立は70%ぐらいはあると思うわ。
シャドウ:その残り30%になると思うんだけどねぇ。
つべ:それだったら、完璧に事務所の力が働いているのが実証されるな。
シャドウ:まぁ、結果を見てからですな。
つべ:あぁ、今頃になって胃が痛くなってきた…。(苦笑)

 

午後9時

 

シャドウ:さぁ、いよいよ結果がアップされました。
つべ:では、早速確認してみましょう、あんまり期待せず見るのが一番です。

結果

つべ:うん、やっぱダメでしたな。(笑)
シャドウ:同じぐらいに見ていたボブもダメみたいでしたね。
つべ:でもね、今回は納得の行く結果だったね。
  なんだかんだ言いながらも、ちょっとだけ期待していたのでドキドキはしたけども。
シャドウ:ネットのお笑い企画の結果発表でもドキドキするからねぇ。
  まぁ、という訳でR−1ぐらんぷり2009の戦いはこれで終わりました。
つべ:来年もやってみたいね。
シャドウ:まだやるんか?
つべ:悔しいわな、で、自分の物真似が少しでも受け入れられていたのは事実だし。
  更に芸を磨いて、来年のR−1でリベンジをしたいですなぁ。
シャドウ:変に火を付けてしまったな。

 

と、これがR−1ぐらんぷり2009の回想でした。
それから11ヵ月後の12月、M−1グランプリ予選が行われている最中に、
R−1ぐらんぷり2010のエントリーが始まった。

 

2009年12月末

シャドウ:さぁ、いよいよR−1ぐらんぷり2010が近づいてきました。
つべ:ですねぇ。
シャドウ:ところで、ネタは決まったんですか?
つべ:会社の人やら友人からも聞かれるんですけど、まだ決まってないんですわ。
シャドウ:準備しておかないといけないのに…。
つべ:いや、粗方は決まっているんですけど、最終的に何で戦おうかな、というのがねぇ。
  去年物真似で負けているだけに、今回は何か違うスタイルで挑もうかな、と。
シャドウ:喋りが下手なのに、漫談で攻めるのは無謀だと思うけどな。
つべ:う〜ん、そう思ったんやけど、何かフリップ芸みたいなので行こうかな。
シャドウ:フリップ芸ねぇ、それこそちゃんと工夫を重ねないとダメだからね。
つべ:まぁ、まだ時間はあるんで、いろいろ考えますわ。

 

2010年1月10日 予選まであと7日

つべ:ネタの候補はねぇ、3つぐらいに絞られています。
シャドウ:3つね。
つべ:この際物真似でまたリベンジをするか、ゲームに関するあるあるをするか、
  それとも福井県をモチーフにしたあるあるをするか?
シャドウ:どうかねぇ、あるある系が結構ベタなところもあるからねぇ。
つべ:あとU字工事みたいに、最近は地方に関する話題を取り上げるのも多いから、
  逆にニッチなところを狙うのも手なんやないかな、と思って。
シャドウ:となると、ゲームあるあるが一番ウケる確率が低いかもしれないという事かな?
つべ:と、思うなぁ。
シャドウ:じゃあ、残りの2つのどちらかを選ばないと。
つべ:煮詰めていかないとな。

 

 

つべのネタが見たい

 

 

そんなあなたに問いたい

  

 

これが予選を通過出来るネタだったか、という事を…

 

 

 

 

R−1ぐらんぷり2010 1回戦予定のボツネタ

「ゲームあるある」

 

どうも皆さん、べくそん森下です、よろしくお願いします!
僕昔からゲームが好きなものですので、今日はゲームあるあるというのを考えてきました。

まずはゲームの王道でもあります「スーパーマリオブラザーズ」からこちら、

「クリボーとの衝突はゲームとの出会い」

初めてゲームを触る時は、大半はスーパーマリオブラザーズですからね、
「お前これやってみ」といきなりコントローラー渡されても、どうすればいいか分からないですからね。
それを教訓に、今後はちゃんと説明書を読んでプレイするようになるんですね。
続きましてはこちら、

「4−3を初めて見た時、思わず声が出る」

いきなりキノコのステージになりますからね、
それにしてもマリオに出てくるキノコはパワーアップキノコにしても1UPキノコにしても、
どちら共毒々しい色してますね、皮肉にもマリオ2の毒キノコが一番キノコらしい色してます。
そしてこちら、

「6−3ではテレビの故障を疑う」

今までカラーだったのに、途端に白黒のステージになっちゃうのでパニックになります。
思わず子供が「お父さん、テレビ壊れたー!」と叫んで、
お父さんがテレビをバンバン叩いたり、カラーのチューニングをしても直らなくて、
7−1になったら昼ステージになるので、チューニング直し忘れてまた変な色で騒ぐんですよね。

あれ?これってウチだけのあるあるなんですかね?
そういえばローカルなあるあるで言えばドラクエ3であったんですよ。

「賢者の石を取ると、必ずデータが消える」

冗談抜きで本当にあるんです、10回ぐらいの内3回ぐらいはありましたね。
ゲームの終盤も終盤でこの仕打ちですからね、
ですから賢者の石を取ったら、その日のうちにゾーマを倒さないといけなくて、
親に怒られながら夜遅くまで気張った日を思い出します。
そしてドラクエ3を言えばこれですね。

「オープニングでは耳を塞ぐ」

データが消えた時のあの音楽が怖いので、耳を塞いじゃうんですね。
ただそれが癖になって、わざをボリュームを大きくして楽しんだりもして。
裏技で速度表示の箇所でリセットボタンを押したら必ず流れるという技があって、
それを用いて何回も繰り返し聞いていたのが、今になってツケが回ってますね。
呪いの効果ですね、貧乏…、不細工…、ブツブツ…、デブ…、後ろ2つは不摂生なんですけども。

最後、格闘ゲームといえばストリートファイターですね、そんなスト2に関して、
ゲームセンターで見た小学生同士の対決、リュウ対ケンの一場面。

ラウンド1、ファイト!
はどはどーけん!はどはどーけん!はどしょーりゅーけん!

とにかく波動拳コマンドの連続で、どちらが先に誤爆するかで勝敗が決まると。
似たような事で、エドモンド本田の百列張り手と春麗の百列キックの出し合いもありましたね。

こうやって挙げていきましたけど、何だかんだで一番多いのは、
「ゲームに対してムキになる」という事ではないでしょうか?

どうもありがとうございました!

 

つづく


つべ:多分ね、これの方がまだ受け入れてくれたかもしれません。(苦笑)
シャドウ:それぐらい、今回挑んだネタは酷かったという事ですな。
つべ:本来ならば思い出したくも無いネタだからね…。
  それを次回の更新でアップする事になる訳ですから、アホですわ。
シャドウ:まぁ、あんたのホームグラウンドですから、好きな事やりなさい。
つべ:という事で久し振りの更新となりました独論会、次回は2010での戦いをお送りします。


2010年 1月 24日作成  

 

 

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