第9回 BYどうでしょう(?) その2
県立美術館を目指す芸術とはとんと無縁な2人組。
慣れた運転の兄と一緒にしている無駄話が今回のメインかもしれません。
しかしこの旅で、思いがけない出来事が起きてしまいます。
兄のこれからを左右するかもしれないと言うのは大袈裟ですが…。
※どうでしょうをご存知の方はどうでしょうを想像して御楽しみ下さい。
午後0時30分 敦賀市→河野村
どんどん焼きを1袋食べ終わり、
兄はつべに買ってきた味付けカツを開けるように命ずる。
つべも買ってきたうまい棒(コーンポタージュ味)を開ける。
兄:「ん?この匂いはコーンポタージュか?」
つべ:「分かった?この味が一番好きやからな。
それとこのうまい棒のキャラの絵で、コンポタ味が一番好きやし。
兄:「あぁ、ドラえもんによく似たキャラやろ?」
つべ:「背景の色とそのキャラの顔と一緒の色しているんや。
何故かコンポタ味だけ濁った顔色だし。(笑)」
※ヒマがありましたら見て下さい、他のは真っ白ですがコンポタだけ濁ってます。
兄:「この『どんどん焼き』懐かしいやろ〜。」
つべ:「小学校の頃はよく食べたなあ。」
兄:「当時は当たり付きやったしな、もう付いていないみたいやな。」
――と喋っていると、兄の携帯が鳴り出す。
兄:「げっ!おっさん(兄の勤務先の社長)からや!!」
――どうも、昨日手に入れた資料を何処に置いたかと言う電話だったようだ。
しかしそのおっさ…社長の応対が気に食わなかったらしい。
まぁそれはいつもの事なので今更言う事でもないが…。(^^;)
兄:「ホンマに、あのおっさんは腹たつなぁ。」
つべ:「いやぁ、気分を害されましたね〜。」
兄:「全くや、おい、ヤケどんどんや!」
――兄、どんどん焼き(20円)2袋目開封、そして飲むように食う。
午後0時40分 河野村
――飲む、そして食う。
午後0時45分 河野村→武生市
つべ:「これは1時着はギリギリになってきましたよ〜。」
――つべ、道路の案内看板を見る。
つべ:「ここを曲がるとね、南条町があるんだけどさ〜。」
兄:「あぁ、あのメガネかけた男のいる町か?」
つべ:「そうそう、あの南条君がいっぱいいるんですよ〜。」
兄:「いや、行きたいけれども、美術館ですからね〜。」
つべ:「福井県メガテニストとして誇りなんですよ〜☆」
――と言いつつ、南条町へ進む曲がりを通り過ぎる。
※南条町の皆様、申し訳ございません…。(><)
午後0時50分 武生市
兄:「この先にね、『天狗』と言う店があるんだけどね。」
つべ:「だから行かないって!!美術館が先なんですって!」
兄:「そこがね、安いけど結構美味いんだよね〜。」
つべ:「あぁ、あのデカイ看板の所ですね。
おや?隣にゲームショップがありますよ〜?」
兄:「美術館へ行き終わってからにするか?(←素)」
――そう言いつつ、天狗を横切る。
つべ:「さすが武生になると有名な小売店が多いなぁ。」
兄:「あの『ハ○ー』。夜11時までやってるんやな。」
つべ:「11時か〜、ちゃんと人材の管理がなっているんやな。
でも開店時間はそんだけ早くはないやろう?」
兄:「どうやろう?ここから見えるか…?」
つべ:「前見て運転してくれ〜!!(><)」
――左手にパチンコ屋の看板が見える。
つべ:「どうですか、パチンコでも行きますか?」
兄:「アホか(笑)、お前はここまで何をしに来たんや!」
つべ:「それは勿論、美術館ですよ〜。」
兄:「何を考えているんですか。」
――ここでつべ、ある事に気が付いた。
つべ:「オービスありましたけど、大丈夫でしたか〜?」
兄:「え?どこにあった!?」
つべ:「あれ!?気が付かなかったんか!?」
兄:「うわぁやべぇーぞ!!かなりスピード出してたぞ…。
まぁええわ。隣の車も結構出てるし。」
つべ:「…素になってしまったな。(^^;)」
兄:「もうええわ!やけ食いじゃ〜!!」
――兄、ここで3個目のどんどん焼きの開封を命ずる。
…まだ着かない!?(笑)
2002年 6月24日作成